進化するペーパークリップたち

たかがクリップ、されどクリップ、こんな小さな物にまであの手この手のアイデア合戦が繰り広げられている。文房具メーカもがんばってるんだなあと思う今日この頃である。

スーパークリップ
 このクリップは、少量の紙を綴じるには最適だと思う。ゼムクリップと同じ守備範囲である。薄型なので、かさばらないし、手帳などにも忍ばせることができ、長さのズレのため、ある程度硬めだが、紙を挟みやすく、ステンレス製なので、サビがつくこともない。スマートなクリップだ。
クリッピー 文房堂   25〜40円/個
取っ手が無いのに綴じる道具を必要としない。普通紙なら30枚程度綴じることができ、強さも普通の紙綴じには十分だと思う。ただし、クリップを引っ張ると簡単にはずれることは、利点でもあるが、欠点でもある。また、クリップの割には複雑な構造のため、厚みがあり、単価も少し高め。
トジッパー サンスター文具


 とじ具が必要なかわりに強力でかさばらないクリップだ。
 ガチャック以来の類似商品だが、これは玉送りにもバネが利用されており、いちいち先端を下に向けなくても連続打ちできる。玉の交換も、本体を大きく開いて入れるようになっており、扱いやすい。
コインクリップ マンモス
 クリップについている爪にコインを引っかけて取っ手として使う物。ガチャックやトジッパーと同等の強度があるし、コインさえあればどこでもとじ直しができる。本体を必要としないのが強みである。
サイドレバークリップ   サンケーキコム
ダブルクリップの取っ手になる部分の取付位置を45度傾けてある。
これによって、たたんだときに、めくるじゃまにならない方向に取っ手が逃げるようにできている。なかなかのアイデア物。
角用クリップライオン事務機 
 本のようにとじる時にはサイドレバークリップが便利だが、カドを一カ所だけ留めて斜めにめくりたいときにはこのクリップだ。ダブルクリップの背中の部分に穴が空いているので挟んだ紙のカドを出すことができる。もちろんふつうのダブルクリップとして使用するにも何の問題もない。